ゆうパックの荷物を待っているのに、郵便追跡サービスで「持ち出し中」と表示されたまま届かない…。そんな経験はありませんか?
「持ち出し中」とは本来、配達員が荷物を持って出発したことを示すステータスですが、天候や交通状況、配達スケジュールの影響で遅れることもあります。
この記事では、日本郵便の郵便追跡サービスで表示される「持ち出し中」の意味や配達完了までの目安、遅延の主な原因とその対処法を詳しく解説します。荷物がスムーズに受け取れるよう、適切な対応を知っておきましょう。
日本郵便の郵便追跡サービスとは
日本郵便の郵便追跡サービスは、ゆうパックやレターパック、クリックポストなどの配送状況をリアルタイムで確認できる便利なシステムです。郵便物が現在どの地点にあるのか、配送の進行状況がどのようになっているのかを、追跡番号を使ってインターネット上で簡単に確認できます。
追跡サービスでは、荷物の受け付けから配達完了までの流れを「引受」「中継」「到着」「持ち出し中」「お届け済み」といったステータスで表示します。
このサービスを利用することで、荷物の現在地や配達予定を把握しやすくなり、不在時の再配達依頼などの対応もスムーズに行えます。特に、重要な書類や荷物を送る際には、追跡機能を活用することで安心して配送状況を確認できるのが大きなメリットです。
▼郵便追跡サービスへのアクセスはこちら▼
https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search
「持ち出し中」とは何か?
日本郵便の郵便追跡サービスで表示されるステータスの中で「持ち出し中」は、郵便局から配達員に荷物が引き渡され、現在配達のために移動中であることを示します。
この時点で、荷物は配達員の手元にあり、バイクやトラックで配送ルートを回っています。最終的には「お届け済み」のステータスに更新され、無事に配達が完了したことを確認できます。
「持ち出し中」から配達完了までの期間
「持ち出し中」と表示されたからといって、すぐに荷物が届くとは限りません。通常、その日のうちに配達されますが、ルートや配達件数、時間帯などの要因によって変動します。
特に配達が集中する時間帯や繁忙期では、予想よりも遅れることがあるため、配達完了までに多少の時間がかかることを理解しておきましょう。
「持ち出し中」であっても配達が遅れる理由
「持ち出し中」と表示されているにもかかわらず、荷物が届かないケースは珍しくありません。その主な理由として、以下のような要因が挙げられます。
- 配達件数の増加:年末年始やセール期間中など、荷物の量が急増する時期には配達が遅れがちになります。特に繁忙期には配達員の負担が大きくなり、通常よりも長時間かかることがあります。
- 天候や交通状況:大雨や台風、積雪といった悪天候により、配達が通常よりも遅れることがあります。また、交通渋滞や道路工事の影響で配達が進まないことも考えられます。
- 配達ミスや誤配送:荷物の仕分けミスが発生すると、一時的に違うルートへ回ってしまうことがあります。特に大量の荷物が扱われる時期には、誤配送のリスクが高まります。
- 受取人不在:配達時に不在だった場合、不在票が投函されることが多いですが、場合によっては不在票が見つからないこともあります。その場合は、追跡番号を使って再配達を依頼するのが確実です。
- システムの更新遅れ:郵便局の追跡システムがリアルタイムで更新されない場合、実際には配達中であっても「持ち出し中」の表示が反映されていない可能性があります。
- 特別な対応が必要な荷物:代金引換や本人確認が必要な荷物は、通常の荷物よりも手続きに時間がかかることがあり、配達が遅れる原因になります。
荷物が予定通りに届かない場合は、まず郵便局の追跡システムで最新情報を確認し、それでも状況が分からない場合は、担当郵便局へ問い合わせてみましょう。早めの対応が、スムーズな荷物受け取りにつながります。
「持ち出し中」の表示がない場合の対応
通常、「到着」のステータスの後に「持ち出し中」に更新されます。しかし、何らかの理由でこの更新が行われない場合、以下のような対応が考えられます。
- 配達準備中の可能性:荷物の量が多い場合、配達の準備が整うまで時間がかかることがあります。
- 配達が翌日に持ち越されるケース:その日の配達スケジュールに収まらなかった場合、翌日以降に配達されることもあります。
- システムの更新遅れ:追跡情報がリアルタイムで更新されないこともあり、実際には「持ち出し中」になっている可能性も。
荷物の到着を急ぐ場合は、追跡番号を持参し、直接担当の郵便局に問い合わせるのが最も確実です。
郵便追跡サービスのさまざまなステータス
日本郵便の郵便追跡サービスには、「持ち出し中」以外にもさまざまなステータスがあり、それぞれの意味を理解しておくと、荷物の現在地や配送状況をより正確に把握できます。追跡ステータスを知ることで、荷物の動きをスムーズに確認し、必要に応じて適切な対応ができるでしょう。
「引受」ステータス
郵便物が正式に受け付けられた状態を示します。コンビニや郵便窓口、ポスト投函などから発送手続きを行うと、このステータスに更新されます。
この時点で荷物はまだ発送元にあり、発送作業の進捗によっては翌日以降の移動になることもあります。
「中継」ステータス
荷物が配送拠点を通過している段階を示します。特に遠方への配送では、複数の中継地点を経由することが一般的です。中継地点が増えるほど配送時間が長くなる可能性があるため、時間に余裕を持って配送状況を確認しましょう。
「到着」ステータス
荷物が配達先の最寄り郵便局に到着したことを意味します。
この段階ではまだ受取人に渡っておらず、配達準備が進められています。荷物の量や配達ルートによっては、到着後すぐに「持ち出し中」に更新されないこともあります。
「保管」ステータス
何らかの理由で郵便局で一時的に保管されている状態を指します。不在時の再配達待ちや、受取指定日がある場合などに表示されます。
また、配達員が届けた際に、住所不明や受取人不在のため持ち帰った場合もこのステータスになることがあります。長期間保管されたままだと、送り主へ返送されることもあるため、注意が必要です。
「不在で持ち帰り」ステータス
配達時に受取人が不在だったため、荷物が郵便局に持ち帰られた状態を示します。
この状態では、郵便局のウェブサイトや電話を利用して再配達を依頼することが可能です。不在票が届いていない場合でも、追跡番号を使って問い合わせを行うことで、スムーズに荷物を受け取ることができます。郵便局での保管期間を過ぎると、荷物が返送されるため、できるだけ早めに対応しましょう。
まとめ
日本郵便の郵便追跡サービスでは、「持ち出し中」のステータスが表示されると、その日に配達されるケースが多いですが、天候や交通状況、荷物量の影響で遅れることもあります。
「持ち出し中」の表示がない場合や、配達が遅れている場合には、郵便局へ直接問い合わせることで状況を確認できます。また、他のステータスも理解しておくことで、荷物の状況をより正確に把握し、適切な対応が取れるでしょう。
追跡サービスを活用し、荷物のスムーズな受け取りを心がけましょう。