ネット上で時々見かける「4nd」という表記、本当に正しい英語なのでしょうか?
実は「4nd」は誤りであり、「4th」が正しい序数の形です。
本記事では、「4nd」の定義や誤用例を挙げながら、正しい英語の序数表記のルールを詳しく解説します。さらに、「4th」との違いや英語序数の基本ルール、学習に役立つリソースもご紹介。この記事を読めば、英語序数の使い方に自信が持てるようになります!
4ndとは何か?
4ndの定義と使用法
“4nd”という表記は、英語の序数表記において誤りとして見られるものです。英語では、数に応じた特定の接尾辞を用いて序数を表現しますが、”4nd”は正しい序数ではありません。
4ndの誤用と注意点
誤用の主な原因は、”2nd”(second)の形式を誤って”4″に適用することです。このような誤りは、英語の序数規則を十分に理解していない場合や、単純なタイピングミスとして発生します。
4ndの実際の例
インターネット上の非公式な書き込みやSNSで稀に見られますが、公式な文章や正しい英語としては使用されません。
4thとの違い
4thの定義と使い方
“4th”は、英語で「第4番目」を表す正しい序数表記です。”4″に接尾辞”th”を付けることで成り立っています。たとえば、
- 4th of July(アメリカの独立記念日)
- 4th place(第4位)
誤解されやすいポイント
序数の接尾辞は数に応じて異なるため、”nd”や”th”の使い分けが英語学習者にとって混乱の元となる場合があります。特に、21以降の数で”1st”、”2nd”、”3rd”などが適用される場合は、ルールを知らないと混乱しがちです。たとえば、”21st”や”32nd”といった表現が正しい一方で、”21th”や”32th”と書いてしまう例が見られます。これらの誤りは単なる文法ミスにとどまらず、相手に不自然な印象を与える可能性もあるため、注意が必要です。
正しい英語の序数の使い方
序数の基本ルール
英語の序数は次のような接尾辞で表されます。
- 1st: first
- 2nd: second
- 3rd: third
- 4th以降: thを付ける(ただし、21以降の場合でも1の位に基づいて接尾辞が決まります。たとえば、21st, 22nd, 23rd, 24th となります)
日本語と英語の序数の違い
日本語では「第1」「第2」など接頭辞を使いますが、英語では数値の後に接尾辞を付ける形です。
一般的な序数の例
以下に例を記載します。英語表記のときに注意が必要なものは赤字で表記していますので参考にしてください。
数字 | 序数 | 英語表記 |
1 | 1st | first |
2 | 2nd | second |
3 | 3rd | third |
4 | 4th | fourth |
5 | 5th | fifth |
6 | 6th | sixth |
7 | 7th | seventh |
8 | 8th | eighth |
9 | 9th | ninth |
10 | 10th | tenth |
11 | 11th | eleventh |
12 | 12th | twelfth |
13 | 13th | thirteenth |
14 | 14th | fourteenth |
15 | 15th | fifteenth |
16 | 16th | sixteenth |
17 | 17th | seventeenth |
18 | 18th | eighteenth |
19 | 19th | nineteenth |
20 | 20th | twentieth |
21 | 21st | twenty-first |
22 | 22nd | twenty-second |
23 | 23rd | twenty-third |
24 | 24th | twenty-fourth |
100 | 100th | hundredth |
101 | 101st | hundred and first |
公式文書での使用
正式な書類やアカデミックな文脈では、序数の正しく使う必要があります。
たとえば、2nd(second)のような短縮形はカジュアルな場面や日常会話で使用されることが一般的ですが、公式な書類やレポートでは、secondのような英語のフルスペルを用いることが望まれます。この違いを理解することで、文脈に応じた適切な表現が選べるようになります。
誤った使い方の具体例
- “4nd”(誤り)
- “3th”(誤り)
- “1rd”(誤り)
序数を学ぶためのリソース
序数は日常生活でも意外と使う機会が多いので、しっかりマスターしておくと英語表現の幅が広がります。初心者の方でも分かりやすく学べる教材をいくつかご紹介します。
おすすめの教材
序数だけを単独で扱った参考書は(個人の見解ですが)見たことがありません。
多くの場合は、基本的な文法書の中で数詞(基数と序数)として扱われています。
文法書
受験参考書だけでなく英語を勉強しなおしたい大人向けの教材があります。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
中学英語の復習から始めたい方に最適です。イラストや図解が多く、視覚的に理解しやすい構成になっています。序数についても基本的な説明が分かりやすくまとめられています。電子書籍版も選べるのでスマホでの隙間時間の勉強にも活用できます。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版
大岩のいちばんはじめの英文法
基礎の基礎から丁寧に解説されているので、英語に苦手意識がある方でも安心して取り組めます。序数も基本的なルールから丁寧に解説されています。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業)
English Grammar in Use
世界中で広く使われている英語学習者向けの文法書です。明確な説明と豊富な練習問題で、文法を体系的に学べます。自己学習にも授業にも最適で、あらゆるレベルの学習者におすすめです。
English Grammer in Use (日本限定版)
英語学習者における混乱
混同しやすい語
“nd”や”th”の使い分け、”rd”の適用範囲などが混乱しやすいポイントです。
英語の序数の習得方法
繰り返し練習することが重要です。フラッシュカードやクイズを活用すると効果的です。
学習のポイント
- 基本的なルールを覚える。
- 文脈に応じた実例を確認する。
- 書き取り練習を行う。
正しい序数の使い方を理解して、自信を持って英語を使いましょう!
まとめ
「4nd」と「4th」の違いは、英語の序数表記の基本ルールを正しく理解することで明確になります。
「4th」が正しい表記であり、「4nd」は誤りです。また、21以降でも1の位に基づいた接尾辞を用いるなど、覚えておきたいポイントがいくつかあります。
本記事で紹介したリソースや学習方法を活用すれば、英語序数の誤りを防ぎ、正確な表現が身につきます。ぜひこの記事を参考に、序数の理解を深めて英語力を向上させてください!